戦争~はだしのゲン~
最近、いろいろ伝えたいことだらけで。
頑張って文字に起こしたいと思います。
昨日、長崎の平和公園で平和祈念の式典があったそうですね。
先日長崎に足を運んでばかりでばかりだっため他人事には思えず、ニュースを見入ってしまいました。
原爆資料館での写真や映像は、それはもうショックなものばかりでした。
私は沖縄育ちなので、毎年6月23日の慰霊の日(沖縄では学校が休みだったり祝日扱い)が近づくと、先生たちは熱心に戦争について教えてくれました。
いろんなショッキングな資料を使って戦争を伝え、当時を生きた人たちを招いた講演会も毎年のようにありました。
小学校低学年で「ひめゆりの塔」という映画を見たときは幼心に大きいショックを受けたことを今でも覚えています。
遠足は2,3年に一回はひめゆりの塔やひめゆり平和記念資料館に行ってショッキングな映像や写真を見たものです。その後のお弁当タイムのどんよりした空気は今でも忘れません。
また、私が小学校の頃は「はだしのゲン」が各クラスにあって、クラスメートと取り合いをしながら読み込みました。
「はだしのゲン」知っていますか?
広島で原爆が落ちてそこで被爆したゲンとその家族が後遺症に悩まされながら戦後を生き抜いていく漫画です。
新刊が出た日にうっかり休んだ日には、「予約30番目」とかになってね。それいつ読めんねんって。
はだしのゲンは残酷な描写があり、暗い気持ちになりながら読みました。それでも、あの時代を漫画というカタチで分かりやすく伝えてくれる、なくてはならないものだと思っています。
前置きが長くなりましたが、私はそんな教育って当たり前だと思っていました。
しかし、今の小学生はそういう教育を受けいていないみたいです。
だから、戦争のこと漠然としかわからないみたい。「原爆」って言葉も知らない子もいたり。「はだしのゲン」も学校においていないんですって。
いろいろ調べてみると、ある地域の市民から「間違った歴史認識を植え付ける」と市議会へ陳情書が提出されたそうです。「首を切ったり、女性への性的な乱暴シーンが小中学生には過激」とのことで。そこから学校に置かなくなった自治体が少しずつ増えてきたと。
たしかに、生々しさは半端ない。
小学生が読むには過激なシーンもたくさんあります。
しかし、小学生のころ読んでいた身としては、ショッキングながらたくせん考えさせられたし、あのショックがあるから戦争が恐ろしいものという認識が植え付けられたと思います。
だって、事実ですしね。(作者の体験が基なっている漫画です)
あの悲惨さを伝えていかなくてはいけないと思います。
あの時代に生きていた方たちの話が聞けなくなる時代が、もうすぐ来るのです。
そういう時代だからこそ、あの時代を知らない私たちでも、残っている資料から一生懸命学んで、伝えていかなきゃ。
って考えると涙が出そうでいろいろあふれてきちゃいましたとさ。